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嘘を見破る。

先日見たとあるニュース番組。
問題が山積の福島原発問題について、初動から一連の流れで、
何が問題だったのかを検証する特集をしていた。
東電の隠蔽体質を問題とし、初動時の対応、判断の遅れ、
アメリカ側からの支援申し出に対する対応、米側の考え、
などでまとめていて、それなりに説得力のある内容だったので、
うーむ、と思いながら見ていたが、
特集のVTRが流れた後に、ゲストコメンテーターの方のコメントを聞き、
また、うーむ、と思ってしまった。

曰く、まとめ方に違和感がある、どうも政府側からの見方が強いような気がする、
東電の隠蔽体質はともかくとしても、アメリカとのやりとりにおいて、
国と国との話し合いなのだから、レスポンスは必ず日本政府から出すものである、
その部分のあり方がすっとんでいるような気がする、全部のファクターが出ていない、
という感じ。



特集を製作したのは国ではなくTV局なのだろうから、
そこに何らかの意図があるのではない、と思いたいが、
製作するにあたって取る情報が偏っていたり、意図的に渡されていたり、
ということはあるのかもしれない。
製作側としては、極力公平なスタンスを心がけているに違いないのだけれど、
必ずしもその内容が全てではない、正しいものではないかもしれない、
ということを頭において、自分で判断をしないといけないのだなぁ、
ということを、改めて思わされた。

仕事において、何かひとつの結論を持って形を作って報告する、
ということは、難しいことだ。
できるだけ多くの要素から公正に判断しなければいけないのに、
営利団体における仕事では、大体時間に追われて提出しなければならないことが常なので、
どうしても情報は偏りがちだし、きれいな形にまとめようとすれば、
何らかの結論を出した後は、それをデフォルメする形でまとめざるを得ない場合も多い。
そうしていく過程で、その結論に反する些少な事実、物事などは、置き去りにされ、
結論としてまとまった際には、まるでなかったもののようになってしまう。
そうすると、その結論だけに頼っては、判断を見誤る、ということも起こりうる。
TVの特集などは、まさにそんな「お仕事」の部類に入るのだ、ということを、
考えて見たほうがよいかもしれない。

などと思ったのであった。
願わくば、あのゲストコメンテーターの方のように、
見ていて疑問を感じる感性を、自分の中に持ちたいものである。
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Commented at 2011-04-09 14:07
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by chocolat_13 at 2011-04-10 20:50
♪鍵さま。非常時ですから、気持ちが落ち着かないのは仕方がないですよね。
当分、自分に大切なものを大切にして過ごしていて良いのでは、と思います。
「柳の歌」、聴いたことはあったけど、すぐにピンと来ませんでした。
歌ものに疎い私です。。
by chocolat_13 | 2011-04-09 11:28 | ひとり言 | Trackback | Comments(2)

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


by chocolat_13
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