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Two Shot

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昨日、久々にテナーガンバを出してみました。
バスがうちに来てからそちらにかかりきりで、テナーは放置状態でした。 ゴメンね。
折角出したのだから、と バスと一緒に記念撮影。
狭い部屋ですので悲しいかな、撮影角度や置き場所が限られます。
全長が入る状態でも撮ってみたのですが、とっ散らかった部屋の様子がバレバレなので
公開厳禁・お蔵入りと相成り(^^:)、こちらの中途半端な写真を公開。

久しぶりに弾いたテナーは、とっても小さかったです。
こんなに小さかったっけ??と思うくらい、フレット間も狭く感じられて びっくり!
テナーに慣れていたところでトレブルを弾かせてもらった時の感覚と同じくらい
指幅が狭く感じられ、ちょっとショックです。
バスの時の角度と開きで左手を置いてしまい、全然違うフレットを押さえて変な音連発!
バスって、やっぱりフレットの間隔がかなり広いんだなぁ。。。と、改めて実感しました。

ところで音なんですけど、やっぱりテナーの方が格段に柔らかい音でした。
そりゃあ、ずっと弾いてる楽器だし。
私がお借りする前の持ち主の方も、コンソートではいつもこのテナーを弾かれていたそうなので
つい一ヶ月ほど前にできたばかりの赤ちゃん楽器とは、年期が違います(笑)
楽器が小さい分、響きは豊かではないのだけど、比べると音色は柔らかくてしっとりしてました。
バスも早く、これくらいしっとりした音になるといいなぁ。
(自分のものにはならないかもしれない楽器なのだけど・笑)
先月7弦の楽器と両方見せていただいた時にも感じたのだけど、
この6弦の子はかなりパキパキした感じの音です。 よく鳴るあっけらか~ん、とした感じ。
対する7弦は、弦が一本多くて響きが多く豊かで複雑になる分、柔らかくしっとり響くけど
ちょっとボヤけた感じは否めない??というところかな。
先生も、6弦と7弦の特徴として、上記のような傾向がある、とおっしゃってましたし、
一長一短だなぁ、と思います。
個人的にはVn族のようなパキパキした音より、ヴィオール特有のしっとり感が強い方が好みなのですが、
それも弾く曲によるだろうし。
今聴いているW.Laws のようなイギリスのコンソート曲では、あっさり感のある軽めな音が
向いてる気がするし、ドイツものだと安定感があった方がいいのかな?
フランスものの典雅さには、7弦の豊かな響きが良いらしい。
(この6弦のモデルはイギリスのRichard Meares 1660年製作の楽器です。
7弦の方はフランスのNicolas Bertrand の1704年のものがモデルらしい。
ちなみに、Wieland Kuijken の弾いてる楽器は、1705年製作のBertrand オリジナル)
本とは6弦と7弦、両方持ってるのが一番いいのだろうなぁ。 財力とスペースと時間があれば(笑)
でも、何台も持っていても弾ける時間は限られるし、いつも弾かないと楽器がちゃんと響かないだろうし。
だからテナーもちゃんと弾いてあげないといけないね。

今のところコンソートはテナーで参加するつもりなので、コンソートでバスを弾く予定はないし、
とすると、やっぱり7弦の方が良いのかな、とは思います。
届いてみて自分に合う楽器だったら、やっぱり7弦を選択するかな?
by chocolat_13 | 2005-03-27 11:02 | 音楽

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


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