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Marais な週末 2.

翌27日は、東京へ移動。
浜離宮ホールで行われていたマレ・フェスティバルへと出かけました。

今更ですが、マラン・マレはルイ14世のヴェルサイユ時代に活躍したフランスの作曲家で、
私のやっているヴィオールという楽器のために、たくさんの素敵な曲を書いてくれた人です。
今年は彼の生誕350周年記念年。 
モーツァルトが生誕250周年で何かと話題ですが、ちょうど100年違うんですね。
マレ・フェスティバルはこれを記念して、2日間通して企画された大掛かりなもの。
マレの曲を組んだ演奏会や有志による無料コンサート、ヴィオールの公開レッスンや
楽器、楽譜、CDの展示販売など、ヴィオール好きには狂喜!の盛り沢山な2日間。
27日は有志によるフリー演奏が主でしたが、折角行くなら2日間楽しもうと、
観光がてら日程を組んで、この日から出掛けてきました(^-^)

何かと手間取って会場に着いたら3時過ぎ、既にたくさんの人が往来していました。
この日は雨で、独特のこもったような湿り気も混じって余計人がたくさんいるような熱気、
なかなか盛況な感じです。
ちょうど第2部の終盤、バロックダンスも数組つくとのことで楽しみにしてたのですが、
遅く着いたので結局1組しか見られませんでした、残念!
ヴィオール演奏をバックに貴婦人たちがステップを描く様子は、見ていて楽しかったです。
ダンスの方はきちんと衣装をつけてらして、そんな姿でたたずむ様はまさにお祭り。 
ダンスの姐さんがいたら、きっとドレス観察に躍起となっていただろうなぁ(笑)
後半はアドバンスな方々の組曲連続演奏。
ほとんどアマチュア奏者の方々ですが、一部プロの方も出演されていたし、
皆さん、レベルが高かったです(*_*)
私もいつかあんな風に、マレの組曲を弾けるようになる日が来るのだろうか・・・、
イヤイヤ、頑張って精進しよう、と、気持ちを新たにしたのでした(笑)
こちらはロビーでのフリー演奏ということで、自由感が高くて楽しかったです。
イギリスにいた頃、National Theatre で演劇の開演前にホワイエで行われる
無料のFoyer concert が大好きで、たまに足を運んでいましたが、
ああいう感じの気軽さが醸し出されていてとても良かったです。

今回は一人で出掛けたのですが、仙台のお友達もいらしていて、
ご一緒させてもらえました。
それに、昨年の合宿でお会いした方ともお話ができたりで、
一人参加でもあまり寂しい思いをせずにすみました。
仙台の方は、フォリアなんかもバリバリ弾かれるとてもアドバンスなガンバ弾きさん。
私などとはレベルの差が歴然な方なのですが、
札幌に遊びに来て私たちにも付き合って合わせてくれる、心優しい方です。
彼もテオルボとのデュオで出演されていて、演奏を聴くことができました。
テオルボって間近で初めて見ましたが、おっきい~!というか、棹が長いですねー。
音はリュート同様柔らかく、チェンバロや通低ガンバの入らないデュオ編成は、
独特の柔らかさで優しく、でも演奏はパワフルでした。
この後、何組ものマレ組曲が延々と演奏され、
楽しかったけどさすがにお尻が痛くなって、頭がボーッとしてきました(笑)
一日の許容量を完全にオーバー気味、という感じ(^^;)

聴いてただけなのに心地良い疲労感のまま、
終了後は仙台組とご飯をご一緒させてもらいました。
色々活動されているようで、お話を聞いててとっても面白かったし刺激を受けました。
私も細々と練習するだけじゃなく、色々遊べたら楽しいなぁ、と心を新たにしたのでした(笑)
by chocolat_13 | 2006-06-04 09:57 | 音楽

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


by chocolat_13
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