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読書の夏。 再読本が続きました。

逢坂剛 「カディスの赤い星」
幸田文 「きもの」

気に入った本というのは、繰り返して読みたくなります。
実際に再読しなくても、いつかまた読みたい、と思って手元に置いておくものです。
自分の書棚にあるだけで嬉しくなり、
たまに数ページ、読むとはなしにめくってみたり。。。
ふん、とあるシーンが脳裏によみがえり、どの辺りだったかしら・・・、と
当たりをつけながら探してみたり。。。
日々を過ごしていて、ふとしたはずみで印象的だった言葉や説明が浮かんだり・・・。

「カディスの赤い星」は、高校生の時に初めて読んだので、もう随分長い付き合い。
これまでも何回となく、繰り返し読み返しています。
こんな風に暑さがやってきた頃に、あの乾いたスペインの風味が懐かしくなるのか、
淡々とした日常が過ぎる中で、大いなる物語に巻き込まれたくなるのか、
その時により色んな理由がありますが、ふ、と読みたくなるんです。
この本は、とにかく勝手知ったる家、さながら。
結末がどうか、ということはもちろん、どういう順でストーリーが進んでいくか、
どの当たりで何が起こるか、どういう素敵な描写がどの当たりにあったか、などなど
あらかた知り尽くしています。
それでも読み進めたくなるのです。
この次にコレがくる!と知りながら進める高みの見物気分。
鮮やかな語り口に陶酔。 切なく、何度読んでも涙がこみ上げるシーン。
あんなに長い物語なのに、いつも読んでる間に疲れることなく一気に行こうとする・・・、
筆の力を感じます!
今回は、同時進行で「綾の鼓」も読んでいたので、
なぜか一時スペイン尽くしで過ごしていました(^^) 心地よい疲労感!

対して「きもの」は、初めて読んでからさほど年月は経っていません。
読み返すのはこれが初めてなので、比較的フレッシュです。
なので、こちらの本は、何となく展開と結末は知りつつ、
おぼろげにしか覚えていないラインが読むにつれてはっきりとする快感。
そうそう、そうだったわ!と記憶の底を揺すり、ストーリーが進んでゆく。
しかも、再読しても、主人公のるつ子やおばあさんのキャラクターは色褪せず、
初めて読んだときの魅力そのままでした。
本当に人物造詣がしっかりしていて、だからこそ、またこの人たちに会いたくなって、
読み終わった本を読み返したりするんでしょうね。
印象的だったシーンは、しかし順序があやふやで、
読んでるうちに突然出てきたりして不意を食らったり(笑)
この本も、何度か読めばきっと「カディス~」のように、次の展開を知りつつ
筆致の美しさ、会話の妙、人物描写などを楽しめるようになるんでしょうね。


少しずつでも、こんな風に後から何度も楽しめる本に
数多く出会って行きたいものです。
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by chocolat_13 | 2007-07-26 21:56 | 本・映画 | Trackback | Comments(4)

要リベンジ。

昨日は時計台でガンバを弾いてきました。

昨年も出演させてもらった友人の入ってるオケの室内楽演奏会。
バロック研のコーナーでガンバのデュオを弾かせてもらいましたが・・・、
玉砕。。。(=_=)
舞台慣れしていない私はすっかり緊張し、
クラリネットでは百戦錬磨の友人も、ガンバだとまだかなり緊張するようで、
練習ではそこそこだった曲ですが、その1/3くらいしか弾けませんでした・・・、うう(泣)
それでも、止まらなかっただけ良しとしよう、となぐさめ合い・・・。

昨日の札幌は曇天で雨の予報、湿度も高い上、時計台は空調もないため、
ガンバのような楽器で演奏するには厳しい日。
開演直前に調弦してステージに置いておいた楽器は、
トップバッターのトラヴェルソデュオの間に随分狂ってしまっていて、
いざ出番でステージに上がり、友人がお話をしている間に確認すると、
どの弦も半音くらい下がってる(=_=)
演奏前にステージ上での調弦し直し・・・、かなり焦ります(>_<)
大体、弦が7本もあるし!
元々調弦は苦手気味の上に、訳あって今回は友人の楽器を使わせてもらっており、
ペグが上手い位置で止まらない調弦の難しい楽器だったこともあり、
結構時間を食った割にはピシッとしない調弦で、プチ・パニック(汗)
この調弦し直しで、すっかり舞い上がりに拍車がかかりました。
4楽章構成のCouperin の2台のヴィオールのためのコンセール、
1楽章が一番安定してたはずなのに、すっかり外しまくりでした(=_=)
途中で止まったり大きくズレることはなかったものの、
練習していた先弓でのボウイングやら、スッキリしたイネガルなどはどこへやら・・・、
はぁ~、ただ弾いたって感じでした・・・。
3楽章のSarabande くらいから、少し外しつつもエンジンがかかり始め、
練習では一番微妙だった4楽章が、一番練習で工夫したことを実践できました。
はぁ~、道のり遠し・・・ですね×××

ただ、時計台は天井が高くて響きはよかったです。
街中の立地で交通量が多くてうるさいことから、古楽器での演奏は聞こえずらいのでは?
と危惧していたわりには、意外と音も通ってたようですし。。。
聴きに来てくれた友人などからは、響きが良くてきれいだった、と言ってもらえましたが、
トラヴェルソの方には、上と下が同じ音型で動くところはよく合っててきれいだったけど、
違う動きになるとお互い自分のことで手一杯、って感じだったね、と言われました(^^;)
図星です~×××
前回のような足が震えるというのは無かったけど、
弓の持つ位置や楽器の角度などがいつもと違ってしまっていて、
やっぱり練習の時のように冷静には出来ませんでした。。。
前回も聴きに来てくれた友人からは、前回よりも落ち着いて見えた、
とは言われたので、場数を踏んで精進していきたいものです・・・。


とりあえず終わってひと息。
打ち上げのフレンチ(かなり美味しいお店でした!)では、ひとしきり反省会×××
コレはいつかリベンジ演奏したいなぁ、と思います。。。
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by chocolat_13 | 2007-07-22 15:06 | 音楽 | Trackback | Comments(2)

perfume 他

「蠍座」のスタンプカードがいっぱいになって招待券をもらっていたので、
日曜日に映画を見に行ってきた。

「パフューム ある人殺しの物語」
18世紀パリの悪臭漂う魚市場で産み落とされた主人公は、
異常なまでに臭いに敏感。
その才能をもって逆境から這い上がり、香水の調合に携わるようになるも、
求める究極の香りの実現のために、彼の執着はあらぬ方向へと向かう・・・。

原作は随分昔に、かなり分厚い本だったけれど一気に読んだ記憶が。
でも、ストーリーをあまり覚えていなかったので、新鮮だった(笑)
冒頭の、市場のストールで母親が主人公を産み落とすシーンは衝撃的(@_@)
あんな風に産んでしまうことができるんだろうか。。。
(ふと、少し前にニュースになった、学校のトイレで出産したという女子高生の話を思い出してしまったよ。 切羽詰れば可能なんだね、きっと。。。)
全編、グロテスクなんだけど美しくもあり、何とも惹きつけられる。
フランスが舞台なのに英語でしゃべっていたのがザンネン。 雰囲気が台無し。

香りがテーマの話なので、当たり前だが香りにちなんだシーンが数多し。
香水調合師の店内や高価な製油びんの並ぶ地下の倉庫、
たくさんの花を蒸留して製油する機械、香水を含ませたハンカチ、
一面の花畑、花を刈り取る人々、美しく着飾った女たちの体臭・・・。
これを映画じゃなく目の当たりにしていたら、どんなにか香りにむせ返ったことだろう。
公開当初、どこぞの映画館では、映画に合わせて
上映中だか上映後だかに、ほんのりととある香りを流していたんだそうな。
それを話してくれた人は、凝った演出で粋な計らい!と感心していたけど、
香りのない映画での香りの話だからこそ、どんな香りか、と想像が膨らむというもの。
どんなに良い香りであれ、そこにわざわざ何らかの香りを流してリミットを設けてしまうなんて、何て無粋なことだろう。。。


原作のパトリック・ジュースキントはドイツの作家。
「甘い子供」なんてスイートな苗字とはウラハラに、彼の作品はなかなか苦め。
一番最初に読んだのは、忘れもしない、「ゾマーさんのこと」
これを先に読んでたので、「パフューム」の世界があまりにも真逆で、
ギャップにびっくり。。。
「ゾマーさんのこと」は、ゾマーさんという変わり者の男の話を挟みながら、
小学生(中学生だったか?)の男の子の日常を描いた物語なのだけど、
テンポよく、面白いエピソードも多く、皮肉もきいてて、かなり笑える。
(特に、ピアノのレッスンのエピソードは爆笑!)
・・・とはいえ、ほのぼのだけでは終わらない、
終盤には、人生の裏側、苦味ばしった後味も用意されており、
思春期に抜けていこうとする主人公の成長に相まって、なかなか切ない。
読後かなり経っているのだけど、今でも印象的なお話。
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by chocolat_13 | 2007-07-18 00:07 | 本・映画 | Trackback | Comments(4)

summer branch

夏の休日、昼下がりにブランチでひと息。

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日当たりの良い窓から差し込む陽のおかげで、
室内はむっとするような熱気の昼下がり。
今年初のアイスコーヒーをポットで作って、パンと一緒に。
Bodum のガラスのポットは、夏に良い色。
ミルクを入れて、Duralex の定番グラスで、いただきます!
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by chocolat_13 | 2007-07-16 18:38 | 日常 | Trackback | Comments(0)
中里恒子 「綾の鼓 いすぱにやの土」

読書の夏、3冊目。
これまでも何度か記事にしている中里恒子さんの本を、BOOK OFFでゲット。
中里さん、著作は多いようなのですが、文庫化しているものが少なく、
それもほぼ絶版になってしまい、新本では「時雨の記」くらいしか手に入りません。
先日、ラッキーなことに、BOOK OFFで思いがけず本書を見つけました(^^)
新刊では手に入らない、古本屋ならではの醍醐味♪ (しかも、105円でした)

中里さんといえば、美しい日本語と独特の美学が印象的で、
とても日本的な作家かと思いきや、本書の舞台は意外にもスペイン!
でも、ご家族に国際結婚した方などもいらしたそうで、
西洋のものにも精通されており、独特の美学を展開した方のようです。

本書の時代は、スペイン内線、第二次世界大戦の前後。
実はこういった「少し前の時代のスペイン」は、逢坂剛氏の著作でハマった題材で、
彼の著作を片っ端から読んでいた頃は、かなりその独特の世界にあてられました。
その頃の熱気と古めかしさ、スペインという土地の乾いた感じと国民性、など
好きなんですね。 
惹かれる作家が同じ舞台を描いている、というのも偶然の一致?

本書の主人公、大河原玄一郎は、表立って血気盛ん、というのではないのですが、
内に秘めた情熱、というか頑固さというか、胸のうちに抱いた決意をブレることなく、
遠回りしてでも着実に実行する、そういう秘めたる情熱が魅力的な人です。
その一徹さは、愛する女性、という非常にプライベートな部分を通して、
生涯をもって貫き通されます。
彼と妻の宇女の仲睦まじさは、本当に読んでいて微笑ましかったです。
「時雨の記」の壬生と多江のように、互いが互いを必要としている、ペア、という感じ。
壬生と多江が不倫の仲だったように、大河原と宇女も、学生と隣家の奥さん、という
到底先の望めない関係からの、逆境を跳ね返した関係。
障害を乗り越えた執念、執着、のようなものが織り出す、一種の雰囲気なんでしょうか。
この当時のスペイン駐在通訳官という設定、世界情勢的な側面も
もちろんストーリーラインに影響はしているのですが、
そういう題材をサイドラインに、本当に私的な、個人二人の愛情、という点を
一貫して描き通しています。
表題の「綾の鼓」というテーマも、くり返し、効果的に現れ、意思の強さを強調します。

秘めたる情熱家の大河原もそうですが、たおやかな中にも芯を持ち、
きりりとした中にも大河原に任せきった可愛らしさも併せ持つ宇女という女性も、
本当に魅力的に描かれています。
男に頼りきった女性、なんていうと、仕事を持ち男性と対等にバリっと働くのを良しとする現代女性観からしたら、一見聞こえが悪いようですが、
そこまで信じきって任せきって悔いなし、と思い切れる男性を選ぶ、という時点で
既にその女性の大いなる意思、強さ、性格、などが反映されているような気がします。
そこまで支えてやろう、と男性に思わせるからには、
女性もそれなりに確立された一個の人間である必要があると思うのです。

本書の解説では、本書にしろ「時雨の記」にしろ、
中里さんの描いた「男性の情熱」が素晴らしい、との評でした。
確かに、「葦手書」などの女性の視点での女性の物語も素敵ですが、
女性の視点から描いた男性、という部分が、これらの書では大きいのかもしれません。
女性が描く男性、というと、偏ったベールを通して描かれがちなのかもしれません。
逆もまた然り。
ただ、人間として見た時に理想とする人となり、という点から考えると
実は男性であれ女性であれ、大差はないのかもしれません。
壬生と多江、大河原と宇女、どちらの二人も、根本的に差異はないような気がします。
似たもの同士というか、その共通の「良しとする根本」に、
それぞれ「男」と「女」という味付けがされた二人が集った、という感じで
人間としてその人を造形する本質の部分は同じなのではないのかな、と、ふと思います。
もちろんこの各々の二人が、万人の理想とするカップルというわけではなく、
それが中里さんの良しとする人間像、更には「二人」という関係性であり、
ひいては、それに惹かれる読者の良しとするそれ、ということで。
そう考えると、女性が男性を、男性が女性を描いてなお、
説得力をもって描くことは、可能なのかなぁ、と思います。

本作は中里さんの晩年の作だそうで、「時雨の記」の8年後、
遺作である「忘我の記」の2年前の著作です。
「忘我の記」も、文庫本は絶版になっているのですが、以前に古本屋で見つけて入手。
山に生涯をかけた男性アルピニストの登山記、という、
ちょっと他のものとは系統が異なる作品のため、これまで読む気にならず、
書棚の肥しとなっていいましたが、
遺作となる作品で情熱を傾けて描いた、何かに打ち込む男性の生涯、との由。
中里さんの究極に良しとした人間の生き方、が描かれているように思われてきました。
これを機に、手をつけてみようかな、という気持ちになります。
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by chocolat_13 | 2007-07-16 17:23 | 本・映画 | Trackback | Comments(0)
早乙女 貢 「独眼竜政宗」

読書の夏、2冊目を読破。 こちらも実家から持ってきた再読本。

大昔の大河ドラマ、渡辺謙主演の「独眼竜政宗」がきっかけで買った本。
当時、本放映は1話も見なかったくせに、年末のダイジェストを見てハマった(笑)
しかも、オープニング音楽がめちゃくちゃカッコ良かったのだ!
ブラスでもやったけど楽しかった! 
次の中井貴一の「武田信玄」の音楽とともに、大好きだった(年齢バレるなぁ・笑)

その頃に買って読んだ本なれど、正直、結構難しくて半分くらい読み流したような・・・。
政宗やその周りの人物像は興味深く、ストーリーラインも面白いのだけど、
なんせ歴史ものなので、複雑な政治がらみの話が始まるとお手上げ×××
政治の論理もよくわからなかったし、半分くらい読み飛ばしたような(笑)
今回読んでみて、当時よりはついていけたけど、それでもやっぱりムズカシイ。
難しい漢字がずらりの長い名前にも四苦八苦。
海外ミステリーもので、外国の人名がなかなか覚えられなくて苦戦するけれど、
歴史物の日本人の名前も、相当の曲者だわ(=_=)

上下巻の長編だけど、政宗の人生の中でも初期の頃を描いたこの作品、
特に政宗身辺に入り込んでその視点から見る、というよりは
戦国時代の東北地方の国取り合戦、政治の駆け引きを俯瞰する形で描いているため、
各国の兼ね合いや力関係、当時の慣習などの状況説明が多く、
それはそれで面白いのだけど、読み返してみるとちょっと物足りないなぁ。
秀吉、家康との駆け引きや、有名な白装束での参向、
実母による政宗毒殺未遂、遣欧使節団のローマ派遣、など、
政宗の後半生には波乱万丈な読み応えのあるエピソードがたくさんあるのだけど、
それらが一切起こる前の青年期のみにスポットライトを当てている、というのも
ある意味、大胆?

説明調はタメになるのだけど、たまに度が過ぎることも。
現在の地勢におきかえて、新幹線や在来線の駅名を引いて説明するのはまだしも、
火縄銃の名手の説明に、自分の火縄銃体験を引き合いに出すのはやりすぎだ。
しかも、その時一緒に行ったという友人の作家の名前や、
火縄銃の名手の方の射撃を見せてもらったが素晴らしかった、と
銃の世界大会だかで素晴らしい成績を残したというその方のお名前まで記載するのは、
いかがなものか??
思わず、屋内射撃場で射撃の訓練をしている政宗の姿など想像してしまったよ(=_=)


閑話休題。
実は、件の大河ドラマで私が一番好きだったのは、
渡辺謙の迫力満点・伊達政宗でも、三浦友和の大胆な好青年・伊達実成でもなく、
西郷輝彦演じる渋い知能派、片倉小十郎景綱だったのだ(爆)
政宗への忠心といい、頭の切れる頭脳派武将、といい
もうもう彼のキャラクターはかなり私のツボ。
彼だけでなく、それぞれキャラクターの違う政宗-実成-小十郎というラインが面白く、
男の友情ものに弱い私としては(笑)、実成と小十郎の政宗への忠心、
政宗の二人への絶大な信頼感、という、正に黄金トライアングルな関係が、
かなりツボにハマるのだ。
なので、その辺の人間関係を、もっと垣間見たかったなぁ、というのもちょっとあるかも。
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by chocolat_13 | 2007-07-11 23:11 | 本・映画 | Trackback | Comments(2)

読書の夏はじめ。

「読書」といえば「秋」の枕詞ですが、
天気なれど気温がさほど上がりきらないためか、初秋のようなさわやかな天気。
・・・だからでしょうか、最近、にわかに読書づいています。

読書は好きな方だけど、どうも読み始めるまでの腰が異様に重く(笑)、
最近はほとんど本のページをめくっておりませんでした。
たまたま実家から持ち帰った本を通勤の際に携帯してみたら、
意外と乗り物の待ち時間や昼休みの手持ち無沙汰を解消してくれるのですね。
しかも、文庫本ってやっぱり、日本が世界に誇れる優れもの!ですね(^^)
かさばらず、重からず、携帯に最適!
洋書のペーパーバックは日本の文庫本に当たるものだと思いますが、
意外と大きいし、ページは厚いのでかさばるし、値段も結構するし、で
断然、文庫本の方が優れものです!
(あっ、でも、フランスのペーパーバックはわりと薄手で小さめで値段も安めだったから
イギリスが高いだけなのかなぁ??)

一回読み始めて軌道に乗れば、すんなり読み続けられるもの。
この勢いで、今年の夏は「読書の夏」にしてしまおうと目論んでます(^^)


「読書の夏」シリーズ一冊目は、再読本の「ビルマの竪琴」
ふと気まぐれで実家から持ってきたのですが、読みごたえがありました。
以前に読んだのは随分前、多分、学生の頃だと思いますが、
当時は、ドラマ性のあるストーリーラインをメインに追って読んでいたような気がします。
今度読み返してみて、南国の描写や雰囲気、
近代的な生き方とビルマの生き方の対比や是非、など
さほど印象になかったディテールが面白く読めました。
思えば、当時はまだアジアが今ほど身近じゃなかったので、
ほとんどかの地域の知識がなかったし、
学生だったので時間に追われてあくせくというのも、実感としてなかったのかも。
昨今のアジアブームで雑誌や旅行パンフなどで写真を目にしたり、
仕事をしてから一貫して求められている効率性を意識するようになって、
学生時代とはまた違う楽しみ方で読むことができたような気がします。

そう考えると、どんな本でも読むタイミングってあるのかもしれませんね。
読んで心に響くタイミング、というか。。。
一度読んだ本、好きだった本もピンと来なかった本も、
間を開けて読んでみると、また違う体験ができるのかもしれません。
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by chocolat_13 | 2007-07-08 23:48 | 本・映画 | Trackback | Comments(4)

一家団欒。 2.

ペンション香音に宿泊後、翌日は都内から、
共通のブログ仲間、「やまねの部屋」のeri さんがご来訪。
eri さんにも、これまでコンサートにお付き合いいただいたり、
札幌出張の際にお会いしたりと、香音さん同様お世話になってます。
香音さんとeri さんも既に面識があったのですが、3人でお会いするのは初めて。
でも、お二人とも何だか旧知の知り合いのようで、楽しかったです(^^)

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ペンション香音のサンデーランチ→
これもスペシャルに美味しかったです!
昼からeri さんの手土産のお洒落なオーガニックワインを飲みつつ、楽しく談笑。 うーん、至福の時!

この後、もっと遊んでもらえるはずだったのですが、
急な予定変更で、私はお先においとま。
うーん、ゆっくり遊びたかったです!
でも、とっても楽しい一時を過ごさせていただきました(^^)


それにしても、香音さんのブログを見ていつも思ってはいたのですが、
ホントにご家族仲が良かったです!
食事時は、まさに一家団欒、という感じでした。
ご両親も色々なことをなさってて活動的だし、
お子さん達もわが道を行きつつ家族との時間も大切にしてるよう。
子供の友人が遊びに来て泊まって行く、とか、ご飯を一緒に食べる、
なんていうのはよくある話かと思いますが、
親の友人が遊びに来て、お子さん達も一緒に時間を過ごす、なんて、スゴイ!
とても欧米チック。 
うちはお客さんを連れてくるような親ではなかったので、ホントに感心しました。
理想的なモダンで洋風な家族像を見たような気がします(^^)

実は今回、すごいハプニングがあって、
香音さんのところに着いた頃にはものすごい落ち込んでいた私。。。
香音さんの励ましや歓待がなかったら、きっと落ち込んだまま、
暗い気持ちで残りの東京滞在を過ごしたことでしょう・・・(=_=)
そう考えると、香音さんとご家族との楽しい団欒に救われた思いです。 
ホントにありがとうございました。
やっとこさ記事にアップできました。 すっかりお礼が遅くなって、すみません!
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by chocolat_13 | 2007-07-06 21:47 | | Trackback | Comments(2)

一家団欒。

すっかり日にちが経ってしまいましたが(^^;)、
6月某日、ペンションKANONに宿泊してきました~♪♪
いつもブログでお世話になってる「香音とお茶を」の香音さん宅です。
東京へ来るなら是非いらしてください、との嬉しいお誘い(^^)
遠慮という言葉を知らない私は、すっかりお言葉に甘えて伺わせていただきました。


香音さん、チェンバロ、ピアノの他に、ガーデニングもかなり熱心になさっています。
ブログでもよく可愛らしい花や素敵なアーチ、庭でのランチ、など
素敵な光景を目にしていたので、庭を見せていただくのをとても楽しみにしてました!
そんなに広くはないけれども、こじんまりとして素敵な感じ。
香音さんは、水を撒いたり、余分な枝を切ったり、と手馴れた様子で庭仕事。
その手際の良さに感心!

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ただし、ここで思いがけないハプニング。
ナントほんの10分ほど庭に出ていただけなのに、
私の腕や首は虫さされの嵐×××
香音さんは全然なんともないのに、私だけ・・・(T_T) 何で~!?
コチラ、刺されて3~4日後のものなのに、スゴイでしょ??→
こんなのが何箇所も×××
どうも、北海道人は虫刺されに免疫がないようなのです。
同僚も、道外に出張に行って虫刺されの山を築いて帰ってきたりと、
道外に出ると刺されやすい・・・。 


さて、香音さんのブログの大きな柱のひとつ(笑)は、食事です!
友人を招いておいしそうな食事をふるまわれるご様子は、何度も記事で拝見してます。
その素敵なディナーをいただいて来ました~(^^)

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ペンション香音のスペシャルディナーの一部です。
どれもこれも美味しかった~!!!



ウワサの息子さんの料理も堪能できました!
息子さんが料理を作ってくれた、という記事もよくお見かけしていたので、
男の子が料理なんて、と感心していたのですが、ホントに美味しかったです!
写真の海老チリとマーボー茄子は、中華が得意という彼の作です。
どれも一手間かけてあって、ホントに美味しかった~(^^)
料理のできる男の子って、ポイント高いですよ、皆さま(笑)


香音さん一家、もちろん皆さまには初めてお会いしたのですが、
気さくにお話いただいて、楽しかったです(^^)
ブログのお知り合いに会った時って大体そうなんですが、
初対面の方でも、記事のおかげでわりと細かいことまで知ってたり、
記事に出てくる知人の方のことまで知っていたりと、何だか不思議。
今回も、記事のおかげで、息子さんや娘さんのことも何だか不思議なくらい親近感が(笑)
初対面なのに図々しい人に見えたかもしれません(^^;)


夜更けには、香音さん所蔵のスピネットやチェンバロを見せていただき、
曲を弾いていただいたり。
ラモーのクラヴサンコンセールやフォルクレの組曲など、
チェンバロには明るくない私でも知ってる有名曲。
とてもレベルの高い曲たちに、うっとり~。
それにしても、スピネット、可愛かったです! 
やっぱりいつか欲しい~!という野望が再燃(笑)
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by chocolat_13 | 2007-07-06 21:43 | | Trackback(1) | Comments(0)

単衣を楽しむ。

すでに7月に入ったので、季節は単衣を過ぎて薄物へ。
ただし、ここ数週間の北海道は、天気は良いけど肌寒い、という
春先のプロヴァンスのよう。
まだ少し、単衣でも大丈夫そう。
でも、そう考えると、北海道で薄物を着られるのって、ホントに短い間になりますね。
ただでさえ着る期間が短いので贅沢な単衣、薄物ですが、
北海道だと、薄物は正味1ヶ月ほどしか着られないのでは・・・(^^;) 
やれやれ、ホントに贅沢なことです×××

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6月はじめに着た単衣。 
昨年買った縞のお召に麻の帯で。
麻の帯はお高くて、普通なら手が出ないところですが、
これは昨年シーズン終わりにリサイクルで見つけたもの。
私でも買える超!お手頃価格で、状態も悪くなかったので
次のシーズンまで使えなかったのだけど、迷わずゲット。
やっぱりいい感じでした。 嬉しい(^^)
少しくたびれてるけど、シンプルな麻の風合いがいいです。
帯揚げは同系色の黄色、三分紐も生成りに紺の一本独鈷。
紺のラインがアクセントになりました(^^)

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この麻帯、前帯と手に可愛らしいあざみの花の絵が描かれているのですが、何故か何度締めても柄が出てこないのです。
何回やっても、2巻き目の前に柄が出てきてしまった、
お手上げ×××
締めたら長さなんかはちょうどいいので、長さの取り方はいいと思うのですが、何故出ないんでしょうねぇ?? 
不思議です。。。
結び方によったりもするのでしょうか?? 
ちなみにこの日は角だしでした。

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←足元はこんな感じです。
足袋は先日通販で買った小千谷ちぢみの麻足袋。
麻の足袋、すごくいいです!
お値段も張ったけど、さらりとしていて履き心地よし!
下駄は、先日東京へ行った際に浅草へ寄って購入したもの。
初履きです(^^)

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下駄はこんな感じ。
鎌倉彫の右近下駄にからし色の鼻緒をすげてもらいました。
角ばった台なので粋な感じです。
雑誌で見て、この図案が気に入っていたのでほしかったのです。

実は4月に行ったときには、この台に合わせる鼻緒を決めきれず、
結局買わずに帰ったのです×××
その前にセレクトショップで見た鎌倉彫の台にブルーグレーの鼻緒をすげた下駄が
もう可愛くて可愛くて!! 
その印象が強く頭に残っていて、引きずられて決められませんでした。

その下駄はとっても気に入ったのですが、とってもお高いお値段で(^^;)、
浅草価格の倍以上でした。
でも、趣味のいい鼻緒って、お安い店ではなかなか見つけられないんですよね~。
鼻緒の種類はたくさん揃っているのに、これいいなぁ、と思えるのが少ない・・・。
逆に、お高いお店は、やっぱりお店の方の目を一度通ったものが揃っているので
趣味性は高くて素敵なものが手に入りますね。
その分お値段は跳ね上がりますが、素敵なものを集めるのもひと仕事なので、
その手間賃ということでしょう。
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by chocolat_13 | 2007-07-03 23:08 | 着物・和 | Trackback | Comments(4)

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


by chocolat_13
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