いつかのあの日の記憶。

週末だというのに早く起きてしまった。
 ・・・というか、酔いつぶれていつの間にか寝ていた。

外は雨が降りそうなよどんだ空気。
まだ静かな街の、ぬれた路面を走るような自動車のシャーという音が、
時折り聞こえる。
 
 宵のうちに少し降ったのかしら・・・?

いつもなら出勤の時刻だけど、週末の街はまだまどろんでいる感じで、
動き出す気配がない。
明けきらない空気の中、
まわりの部屋の住人たちのかすかな生活音を耳にしながら、
今まで生きてきて同じように過ごした、いくつかの朝のことを考える。


実家のベッドで夜更かしして長編小説を読みきった朝。
白々と明けた空を見て、妙に充実感を覚えたとき。

Richmond のフラットで、存外早い時間に目覚めてしまったとき。
広いダブルベッドの上で寝そべりながら、高い天井を見つめて、
あれこれ頭の中を回想がめぐっていた。
その内容は、まんがのストーリーや、昔見た夢の記憶など、
いたって他愛のない(くだらない)ものなのだけど。。。

Paris の友人宅で、クラスメートたちと招いてもらったクリスマス、
今日帰るぞ、という日の朝、ぽっかり早く目覚めてしまったとき。
まだ寝てる友人達の気配を部屋のあちらこちらで感じつつ、
今日みたいに、まだ動き出していない外の街の様子に耳そばだてて、
今後の人生についてあれこれ思いふけったこと。

前の部屋で、平日に早く起きてしまって聴いた、
いくつかのFMラジオのバロック放送たち。
マラン・マレ、ラモー、ダングルベール、・・・・。
たいてい、そんな日の方が、家を出るのが遅くなって慌てるのだけど(笑)


日々の記憶が、自分の細胞に刻まれていること、
普段は忘れているくせに、ふとしたきっかけでリアルによみがえる。
きっと、何年かしたら、こんな風に朝早く起きてブログの記事を書いた、
なんてことも、なつかしんだりするのだろう。


時は刻まれていく。
あの日々の記憶は、いとおしい。
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by chocolat_13 | 2009-07-25 07:41 | ひとり言

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


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