人気ブログランキング | 話題のタグを見る

コンソートの愉しみ。

私は今はガンバしか楽器をやっていないし、この先もやる予定はないので、
自分で演奏する音楽は、今後はおそらくバロック以前に限られると思います。
古い音楽はもちろん大好きなのだけど、たま~に、本とにたまに、
無性にブラスの音の洪水の中で吹いていた頃や、
分厚い響きのオケ曲に、憧れを感じることがあります。
おそらくもう、そんなに大きな編成や、たくさんの楽器が折り重なる響きの中に
身を置くことは無いんだろうな、と思うと、ちょっと寂しく思えたり・・・。

コンソートを弾いてると、曲によっては
何だかそういう音楽を体験できてる気分になることがあるのです。
ガンバコンソートは、3声から多くても6声くらい、と、人数も多くなく、
全てガンバですから、音量もさほど出ないのですが・・・、
でも、時々、まるでホルストの「惑星」なんかを弾いているような感じに陥ることが・・・。
「惑星」を弾いたことはないので、全く説得力に乏しいかもしれませんが(笑)、
単に同じイギリスの作曲家の曲が多いから、ということなのかしら・・・??
スケールの大きい、宇宙を感じるような旋律や響きを体験することがあって、
それは私の勝手な感覚に過ぎないのかもしれませんが、
何だか大きなものの中にゆだねられて、楽器を弾かされている、という感覚。
これに出会えた時にはいつも、ガンバに出会えてよかった!と
心の底から思います。

ソロ曲とはまた違う、ガンバコンソートの楽しみ。
自分で弾いた人にしかわからない陶酔感、共鳴感、
チョットダケ(笑)、大きな編成の曲を弾いた気分に浸れて嬉しい(^^)
by chocolat_13 | 2007-04-07 10:39 | 音楽

カフェと古楽と着物好きの   お気楽ガンバ弾きの日常です。 


by chocolat_13
カレンダー
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31